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2005年11月21日

支部長のひとりごと  オランダ風車村「キンデルダイク」

2005年10月、会社出張でオランダに行った際、世界遺産になっている風車村「キンデルダイク」に立ち寄った。
揚水風車が等間隔で19基もの立ち並ぶ見事な光景が見られる場所は、ここキンデルダイク以外には世界中どこにもない。低位貯水路から高位貯水区への揚水ならびに排水を担うために、1738年から1761年に掛けて建造されたもので、その大きさは予想をはるかに越えたものであった。

風車羽根の全長は、翼長を含め平均28mであり、巨大な羽根の交差点にあたる風車軸は、地上から高さ約15mの位置にある。また、キンデルダイクの風車は全て、住居としても利用されていた。風車番の仕事は適切な水位の維持であり、常に風向きに注意を払い、必要があれば風車の向きを調整していたのである。風車小屋の住人は女性も子供もこの仕事に協力していたという。建物は4階構造であり居間を備え、当時の乳児用ベッドをはじめ、子供・夫婦用ベッド、生活用品が残され、当時の風車小屋の生活を見ることができる。

1868年には、貯水路の両側に蒸気式揚水所が設置され、現在では最新式の揚水設備が治水管理を行っている。

キンデルダイクは、数世紀に渡りアルブラッセルワールツ地帯の治水をつかさどってきた場所である。水をレック川に排水するために、昔からずっと利用され続けてきた水路や貯水路そして風車が、ここでは今もなお昔のままに残されている。キンデルダイクは、数世紀にも渡り知恵と忍耐で人々が水と戦い続けてきたオランダ史の好例である。風の力を最大限に活用するために必要であった、何物にも遮られることのない広々とした地形は今もほぼ昔の姿で残されている。このためにキンデルダイク風車地区は、1997年にユネスコの世界遺産として登録されている。

素晴らしい感動を受けた「キンデルダイク」、オランダに行った際は、ぜひ立ち寄って貰いたい場所の一つである。

今月の一言
・勝ちと負け、成功と失敗、苦と楽、温情と冷酷、褒めることと叱ること・・・・・・、季節に夏と冬があり、一日のなかに昼と夜があるように、こうした微妙なバランスの上に人間社会は成立している。特に人を動かしていく場合には、このバランス感覚が非常に重要となる。つまり、収支をゼロにすることを忘れてしまうと、途端に人は動かなくなってしまう。
・自信をつけた者は「踏みつけ」、自信のない者には「感動」を与えるのが大切である。

投稿者 administrator : 2005年11月21日 02:03