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2004年03月01日
逞しき我がアロワナ
オイラはアロワナ。現在体長35cm、成長期にある。
現在のご主人に引き取られ、半年が過ぎる。今は健康状態に戻ったが、3ヶ月前、一時死にかけた時がある。初めの頃、オイラが肉食で獰猛なこと、無理やり引き取ることになったこと、さらにご主人は金魚飼育しか経験が無く熱帯魚が初めてということで、あまりかまってもらえなかった。おかげで水替えもサボられ、オイラは濁った水の中でじっと耐えていた。約2ヶ月が経ち、水も相当悪くなってきた。それでもフン掃除役の底層魚、コリドラスと同居していることで安心し、一向に水替えをしなかった。
ところが、ある日、あまりの水質汚濁により同居しているコリドラス2匹が次々に死に、ついにオイラの眼も白く濁ってきた。『目が見えない。何とかして!』そのうちに全身に白斑点ができ、体力も無くなってきた。泳ぐこともできず、水底でじっとしているのが精一杯であった。勿論餌を食べる元気も無い。体がだんだん弱まっていく。
こうなると、さすがにご主人はオイラのことを心配してくれ、知り合いの魚研究家に相談した。アロワナのように肉食類の餌を与えている場合、フンにも動物性たんぱく質が多量に含まれるため、水が濁り易いこと。PH値が極端に悪くなると魚の目が白くなること。いったん白くなると回復に時間が掛かること。水質管理をきちっとやることが大切なこと等詳しく聞いてくれた。
直ちに水槽の水替えをやってもらったが、オイラは既に危篤状態であった。一日目が経ち、二日目が過ぎ、三日目もだめ。動く事ができない。自慢の2本の触角も無くなってきた。このまま死ぬのか。次はオイラの番か・・・。
するとご主人はオイラのために、生餌のめだかを用意してくれた。魚研究家より生餌ならば食べる可能性があると聞きつけ、近くのペットショップで買ってきたのである。4日目のこと、オイラが動けないことで、めだかは安心したのかオイラの周りを泳ぐようになった。オイラは全身の力を振り絞り、めだかを捕らえ口に頬張った。生きる事への執念で餌を口にしたと思う。こうして5日ぶりに食を取り、死から脱出したのだ。
オイラがめだかを食べる光景を見たご主人は嬉しさを全身で表現し、家族の居るリビングに走り出したのを覚えている。たかがオイラが餌を食べただけなのにこんなに喜ぶなんて・・・。
オイラは餌を食べ始めると大量のフンが出る。するとご主人は1日置きに掃除をしてくれるようになった。そのために早起きしてくれる。毎回、お湯を沸かし水温を25℃に調整した水を水槽の上から注ぎ込む。その甲斐有って、約2ヶ月でオイラの目も正常に戻り健康を取り戻すことができた。
最近、オイラはこのご主人を好きになった。餌を貰うとき、いぬのように尾っぽをぐるぐる廻してご主人に近づくようになった。ご主人も嬉しそうに優しい顔でオイラを見てくれる。命を助けてもらったご主人のために長生きして恩返しをしたいと思う。
ただ、今は餌を多く食べるせいか、かなり大きくなり、60cmの水槽が狭くなった。少しわがままかもしれないが、もう少し大きな水槽で泳げればいいな・・・。

投稿者 administrator : 2004年03月01日 22:45